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ロシア系ベンダーJetBrainsがウクライナ侵攻を非難 「IntelliJ」「PyCharm」など人気IDE開発
ロシア出身のエンジニアらが設立し、開発ツール「IntelliJ IDEA」や「PyCharm」などを開発するJetBrains(チェコ)が、Twitterで「当社はロシアのウクライナ侵攻を非難します」との立場を示した。
ロシア出身のエンジニアらが設立し、統合開発環境「IntelliJ IDEA」や「PyCharm」などを開発するチェコのJetBrainsは2月24日(現地時間)、Twitterで「当社はロシアのウクライナ侵攻を非難します」との立場を示した。
JetBrainsはPython、Java、PHP、C言語、Rubyなどの開発言語に対応したIDEを公開しているソフトウェアメーカー。IntelliJ IDEAやPyCharmはそれぞれJava、PythonのIDEとしてシェアトップともいわれる。米Googleが提供するAndroidのIDE「Android Studio」もIntelliJ IDEAがベース。他にもプログラミング言語「Kotlin」をはじめプログラミング周辺技術を多数手掛けている。
同社はロシアにも3拠点を構えているが、今回のウクライナ侵攻については反対の立場を取っている。
「JetBrainsとして、今回の攻撃を非難します。私たちの心は、私たちの同僚と家族を含むウクライナの人々とともにあります」(JetBrains)
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