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ウクライナ副首相、IT軍を設立 Telegram内に攻撃先を列挙
ウクライナのミハイロ・フェドロフ副首相は、IT軍を設立するとTwitter上に投稿した。メッセージングサービス「Telegram」内に「IT ARMY of Ukraine」というチャンネルを開設。フェドロフ副首相は「デジタルの才能が必要だ」と訴え、参加者を募っている。
ウクライナのミハイロ・フェドロフ副首相は2月27日(現地時間)、IT軍を設立するとTwitter上に投稿した。メッセージングサービス「Telegram」内に「IT ARMY of Ukraine」というチャンネルを開設。フェドロフ副首相は「デジタルの才能が必要だ」と訴え、参加者を募っている。
チャンネル内では、サイバー攻撃やDDoS攻撃の指定先として、ロシア政府や企業、銀行のWebサイトを掲載している。フェイクニュースを発信しているとして、ロシアのテレビ局などのYouTubeチャンネルも取り上げ、攻撃するように促している。
この他にも、サイバーセキュリティに関する情報をウクライナ語やロシア語、英語などの言語で発信している。
28日午前11時45分時点で、このチャンネルの購読者は19万5654人。
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