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Emotet感染メールアドレス数、2020年の5倍に 取引先からの添付ファイル、URLにも注意
JPCERT/CCによると、Emotetに感染した.jpメールアドレス数が2020年の感染ピーク時の5倍にまで急増している。取引先などから送られているように見えるメールでも安易に添付ファイルやURLを開かないよう注意喚起している。
JPCERT/CCは3月3日、Emotetに感染した.jpメールアドレス数が2020年の感染ピーク時の5倍にまで急増していると発表した。取引先などから送られているように見えるメールでも安易に添付ファイルやURLを開かないよう注意喚起している。
Emotetは2020年に流行し、同年9月から10月にかけては感染した.jpメールアドレス数がピーク時1500件以上になる日も複数あった。一方、直近のデータでは9000件近いメールアドレスが感染していることが分かった。
Emotetは21年1月にユーロポール(欧州刑事警察機構)が制圧したが、11月ごろから活動を再開。これまでにライオン、家電メーカーのテスコム、イベント事業を手掛けるコングレ、積水ハウス、クラシエ、紀伊國屋などがEmotetに感染したと明らかにしている。
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