速報
Twitter、偽情報対策「Birdwatch」のパイロット版提供範囲を拡大
Twitterが昨年1月にパイロット版を立ち上げた「Birdwatch」の参加ユーザーを拡大した。Birdwatchはコミュニティ主体の偽情報拡散防止対策。日本からは、まだ参加できない。
米Twitterは3月3日(現地時間)、昨年1月にパイロット版を立ち上げたコミュニティ主体の偽情報拡散防止対策「Birdwatch」の提供範囲を広げると発表した。まだパイロット版のままだが、「米国で(無作為に選んだ)少数のユーザー」にBirdwatchのメモが表示されるようになる。日本からはまだ参加できない。
Birdwatchは、コントリビュータ(貢献者)として登録した一般ユーザーが、誤解を招くツイートに、コンテキストをはっきりさせるためのnote(注釈)を付ける取り組み。
パイロット版に参加するユーザーは、このnoteをツイートから直接開いて読み、評価できる。
複数の高評価を得たnoteのみがツイートに直接表示されるようになる見込みだ。
Twitterのこれまでの調査によると、誤解を招く可能性のあるツイートへの同意は、noteなしの場合と比較して20〜40%減ったという。
ロシアによるウクライナ侵攻で正確な情報が従来よりさらに重要になっている。
米Washington Postによると、2022年の2月23日(ウクライナ侵攻の前日)までにコントリビュータがフラグを立てたツイートは1日当たり43件のみだったが、2月24日には156件に増加した。
関連記事
- Twitter、ロシアメディアへのリンクツイートに注意喚起のラベル付け開始
Twitterは、ロシア国家関連メディアのWebサイトへのリンクを共有するツイートに注意喚起ラベルを付けると発表した。オレンジ色の[!]と「このツイートはロシア政府と関連のあるメディアWebサイトにリンクしています」が表示される。 - Twitter、偽情報対策「Birdwatch」はエイリアスでの投稿を可能に
Twitterは現在米国でパイロットテスト中の偽情報対策「Birdwatch」の協力者にTwitterアカウントとは別の「エイリアス」を提供する。これにより、嫌がらせを恐れずにツイートを評価できるようになりそうだ。 - Twitter、新型コロナワクチン誤情報のラベル付け開始 「ストライク制」適用も
Twitterが、新型コロナワクチン関連の誤解を招くツイートへのラベル付けを開始した。まずは人間のチームが判断するため、英語からのスタートだ。将来的にはこの判断をAIに学習させ、自動化していく計画。 - Twitter、偽情報対策「バードウォッチ」のテスト公開 コミュニティ主体でツイートに注釈追加
Twitterが、誤解を招く情報の拡散対策として、コミュニティ主体の新プログラム「Birdwatch」のテストを米国で公開した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.