Appleイベント発表まとめ 新型「iPhone SE」や「Mac Studio」など新ハードが豊作(3/3 ページ)
米Appleは3月8日(現地時間)に自社イベントを開催。数多くのハードウェア新製品を発表した。どういったものが登場したのかまとめてみる。
モニターなのに「A13 Bionic」搭載?
新型モニターもお目見えした。27インチの5Kディスプレイ「Apple Studio Display」だ。久しぶりにStudio Displayの名前が復活した。解像度は5120×2880ピクセル、600ニトの輝度、10bit表示に対応し、P3カラーやTrue Toneをサポートする。
122度の超広角カメラを内蔵し、被写体を追尾するセンターフレームに対応。空間オーディオに対応した6スピーカーや、3つのマイクを内蔵し、音声アシスタント「Siri」も使えるようになる。こうした機能を実現するため、モニターとしては珍しく、iPhone 11シリーズに搭載されていた「A13 Bionic」を内蔵している。
インタフェースは、USB-Cポート×3と、Thunderbolt 4ポート×1を内蔵し、96WのPD出力も可能。MacBook Proなどと1本のケーブルで結ぶだけで、画面表示、USB機器の接続、充電まで可能だ。価格は19万9800円で、「Nano-textureガラス」加工のモデルは24万2800円となる。
春の新色、iPhone 13シリーズにグリーンカラー
iPhone 13シリーズに、新色としてグリーンカラーが登場した。iPhone 13はグリーン、iPhone 13 Proはアルパイングリーンと名付けられており、3月11日から予約注文を開始し、3月18日から販売を開始する予定。
Mac Proは「別の日にしましょう」
M1 Ultraを積んだMac Studioなど、ハイエンド系統の商品が登場したAppleイベント。Apple Siliconを搭載していないモデルはMac Proのみとなったが、Appleのハードウェアエンジニアリング担当上級副社長であるジョン・ターナス氏がMac Proについて言及した。
「Mac Studioが加わり、私たちの移行も完了に近づいてきました。残る製品は、あと1つ。Mac Proのみです。しかし、それは別の日にしましょう」と説明しており、開発中であることを明かした。
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