新社会人の君に捧ぐ、Microsoftが勧める「時短できるExcelショートカットキー」50選:明日から使えるITトリビア
Microsoftが「時間を節約できる50個のExcelのショートカットキー」を公開している。この記事では、そこで紹介されているショートカットを紹介する。
4月を迎え、たくさんの新社会人が新たな一歩を踏み出した。いまやIT企業でなくともPCを使った業務は当たり前のようにあり、中でもMicrosoftの表計算ソフト「Excel」は、売上などの管理によく使われるため、多くの人が業務で利用することになる。
そんなExcelユーザーのために、Microsoftは「時間を節約できる50個のExcelのショートカットキー」を公開している。この記事では、そこで紹介されているショートカットを紹介する。なおこれらのショートカットは、US配列のキーボードをベースにしている。JIS配列で異なるものや、被りがあるものには注釈を付けた。
よく使うショートカット
(1)Ctrl+W→「ブックを閉じる」
(2)Ctrl+O→「ブックを開く」
(3)Ctrl+S→「上書き保存」
(4)Ctrl+C→「選択範囲をコピー」
(5)Ctrl+V→「選択範囲を貼り付け」
(6)Ctrl+Z→「元に戻す」
(7)Ctrl+X→「切り取り選択」
(8)Alt+H、D、C→「列を削除」
(9)Alt+M→「『数式』タブに移動」
(10)Alt+H→「『ホーム』タブに移動」
セル内を移動するショートカット
(11)Tab→「右のセルに移動。または、保護されたシートで、ロックされていないセル間を移動」
(12)Ctrl+End→「データが入力された範囲の右下隅のセルに移動」
(13)Ctrl+Home→「シートの先頭に移動」
(14)Ctrl+Page Down→「ブック内の次のシートに移動」
(15)Ctrl+Page Up→「ブック内の前のシートに移動」
(16)Ctrl+矢印→「表の端まで移動」
(17)Ctrl+Shift+End→「セルの選択範囲をシート内の最後のセルまで拡張」
(18)Page Up→「1画面分、上に移動」
(19)Page Down→「1画面分、下に移動」
(20)Alt+Page Up→「1画面分、左に移動」
(21)Alt+Page Down→「1画面分、右に移動」
(22)Shift+Tab→「左のセルに移動」
セル内の書式設定のショートカット
(23)Ctrl+1→「『セルの書式設定』を開く」
(24)Shift+F2→「セルのメモを編集」
(25)Ctrl+L、Ctrl+T→「『テーブルの作成』を開く」
(26)Ctrl+Shift+コロン(:)→「現在の時刻を記入」
※JIS配列では、Ctrl+コロン(:)
(27)Ctrl+グレーブアクセント(`)→「セルの値と数式の表示を切り替える」
※JIS配列では、Ctrl+Shift+@
(28)Ctrl+D→「上方向のセルをコピーして貼り付け」
(29)Ctrl+Shift+5→「小数点以下の桁数を含めないパーセンテージ形式を適用」
(30)Ctrl+Shift+3→「年と月、日付を設定」
(31)Ctrl+Shift+1→「桁区切りを設定」
(32)F7→「スペルチェックを実施」
(33)F2→「選択したセルを編集」
(34)Ctrl+Shift+プラス(+)→「セルを挿入」
(35)Ctrl+マイナス(-)→「セルを削除」
(36)Ctrl+セミコロン(;)→「現在の日付を入力」
(37)Ctrl+Alt+V→「『形式を選択して貼り付け』を開く」
(38)Ctrl+R→「左方向のセルをコピーして貼り付け」
(39)Ctrl+Shift+キャレット記号(^)→「小数点以下2桁の数値形式を適用」
※JIS配列では、Ctrl+キャレット記号(^)
(40)Ctrl+Shift+@→「『時刻』表示形式(24時間表示)を適用」
※JIS配列では、Ctrl+@
(41)Ctrl+K→「『ハイパーリンクの挿入』を開く」
(42)Ctrl+Q→「セルにデータを含む場合、『クイック分析』を開く」
選択と実行のショートカット
(43)Ctrl+A、Ctrl+Shift+Space→「全選択」
(44)Alt+Enter→「セル内で改行」
(45)Ctrl+Space→「選択範囲を列全体に拡張」
(46)Ctrl+Y→「やり直し」
(47)Shift+矢印→「選択したセルを1セルずつ入力した方向に合わせて拡張」
(48)Ctrl+Enter→「選択したセル範囲に、編集中のセルと同じ値を入力」
(49)Shift+Space→「シートの選択範囲を行全体に拡張」
(50)Ctrl+Z→「元に戻す」
※「よく使うショートカット」の(6)で提出済み
上記以外にも、F4で「直前の操作を繰り返す」やF12で「『名前を付けて保存』を開く」、Ctrl+9で「選択した行を非表示」、Ctrl+0で「選択した列を非表示」など、Excelにはまだまだ多くのショートカットがある。さらに知りたいという方は、Microsoftの公式WebサイトやExcelのヘルプを確認してほしい。
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