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Amazon.com初の労働組合結成 Amazonは「失望した。異議を申し立てる」
Amazon.comのニューヨーク市のフルフィルメントセンターで、同社初の労働組合が誕生した。投票結果は僅差で、Amazonは意義を申し立てるとしている。組合はAmazonに対し、即時交渉を求めている。
米Amazon.comのニューヨーク市スタテンアイランドのフルフィルメントセンター(通称JFK8)の従業員らは4月1日(現地時間)、同社初の労働組合「Amazon Labor Union」(ALU)結成が決まったと発表した。同日行った開票で、賛成が反対を500票上回る2654票だった。
実際の結成には、連邦政府の独立行政機関で組合結成を監督するNLRB(National Labor Relations Board)による正式な認定が必要だ。
同社の労働組合結成の動きは2014年からあり、コロナ禍の影響が高まった2021年にはアラバマ州で投票が行われたが、組合結成には至らなかった。
ALU代表で、2020年にJFK8のマネジャーを解雇されたクリスチャン・スモール氏はAmazonに対し、遅くとも5月には従業員ポリシーの変更などについての交渉に応じるよう求めた。
Amazonはこの結果を受け、「スタテンアイランドでの投票結果に失望している。従業員にとって、会社と直接関係を持つことが最善だと信じるからだ。NLRBによる不適切かつ不当な影響力についての異議申し立てを含む対策を検討している」という声明文を発表した。
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