ディズニー・ユニバでのTikTok撮影に物議 「迷惑で許せない」 各社の規約は?
テーマパークで「TikTok」を撮影する行為が「迷惑で許せない」「人がいないところならいい」などと議論の対象になっている。周囲の迷惑になるような撮影行為に対し、各テーマパークやTikTokはどのように規約を定めているのか。
「ディズニーもユニバもいつからTikTokを撮る場所になったの? 迷惑で邪魔なんだけど……」──ショート動画アプリ「TikTok」の動画をテーマパークで撮る行為について、このように非難する投稿がTwitterで話題を集めている。「迷惑で許せない」「禁止してほしい」などの声が出る一方、「人がいないところならいい」とする意見もあり、議論になっている。
話題の投稿は、テーマパークで撮影されたとみられる映像のスクリーンショットを添付しつつ、その行動を非難するもの。実際にTikTokで「ディズニー」「ユニバ」などと検索すると、各テーマパークのフォトスポットで踊る動画が確認できた。ただし、中には他のユーザーの動画を転載し「痛々しいからやめろ」などと非難するような投稿もあった。
話題に挙がっているテーマパークのうち、東京ディズニーリゾートは他の来場者の迷惑になるような写真撮影行為を禁じている。「施設や場所によっては撮影を控えてもらうことがある」とも明記している。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは著作権侵害につながる営利目的の撮影や生配信、他の来場者への迷惑につながる撮影などを禁止している。いずれも、撮影行為が他の来場者にとって迷惑になるのであれば、規約に抵触する可能性が高い。
一方TikTok側には、記者が確認する限り、他人の迷惑になるような撮影を禁じるガイドラインは存在しなかった。
TikTokを提供する中国Bytedanceの日本法人にも確認したところ「TikTokでは、動画が投稿されたとき、利用規約やコミュニティーガイドラインに違反する可能性のある危険な動画を24時間365日体制で審査し、迅速に削除している。有害・不適切な動画・コメント・ダイレクトメッセージをユーザーが通報できる機能や、ユーザー自身が削除できる機能、迷惑行為を行う他のユーザーをブロックできる機能を提供している」との回答があった。
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