イーロン・マスク氏、Twitterの取締役を辞退 同社CEOが明かす
Twitterの筆頭株主となったイーロン・マスク氏は同社の取締役にならないと決断したと、米TwitterでCEOを務めるパラグ・アグラワル氏が明かした。
米TwitterでCEOを務めるパラグ・アグラワル氏は4月10日(現地時間)、同社の筆頭株主となったイーロン・マスク氏が取締役に就任しないことを決断したと明らかにした。マスク氏は、4日に米証券取引委員会(SEC)への報告書で9.2%のTwitter株式を保有していることが判明。5日にはアグラワル氏がマスク氏をTwitterの取締役会に迎えたことを表明していた。
アグラワル氏によると「取締役会と私は、イーロン氏と直接何度も議論を重ねてきた。私たちは(マスク氏と)コラボレーションできること、リスクをクリアにできることに興奮していた」「イーロン氏の取締役就任は4月9日に正式発行する予定だったが、同日朝、イーロン氏は取締役会への参加を取りやめると伝えてきた」という。
同氏は「これまでも、そしてこれからも、取締役であろうとなかろうと、株主からの意見を大切にしていく。イーロン氏は我々最大の株主であり、彼の意見を受け入れることに変わりはない」としている。
マスク氏は8000万以上のフォロワー数を抱えており、熱心なTwiterユーザーとしても知られている。報告書の提出前後では、Twitterの方向性や新機能に関するアンケートを次々と投稿。Twitter側でもアンケートとの関連性を否定しつつ、編集ボタンのテストを向こう数カ月中に開始すると発表するなど動きが活発化していた。
9日には、Twitterのサブスクサービス「Twitter Blue」に青バッジとは別の認証バッチを導入すべきではという提言をツイートしていた。
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