検索
ニュース

「練馬のものは練馬に」時代が終わった シェアサイクル通勤してみて分かったことシェアサイクリング・ブギ(2/3 ページ)

東京都練馬区はドコモのシェアサイクルを採用している。しかし、区の外とはつながらない、閉じたシステムだった。それが4月1日に変わった。

Share
Tweet
LINE
Hatena

会社への17kmをシェアサイクルだけで走る

 通勤ルートは、まず近所のサイクルポートに歩いていくところから始まる。バイクシェアアプリで在庫のあるポートを探す。

 現在のアプリは2代目だ。前作はどうにもひどい出来だったのだが、完全にリニューアルされてとても使いやすいものになった。地図に表示されるポートのアイコンには数字が表示されていて、それが乗れる自転車の数を示している。

 最寄りのファミリーマートにあるサイクルポートには十分な在庫があるので、そこから行くことにする。

 バッテリーは満タンのものを選んだ。そう、新しいアプリではバッテリーの充電状態も分かるのだ。

 ドコモ・バイクシェア自体はもう慣れているので、Apple WatchのSuicaを起動してすぐに乗り始める。いつもは練馬区内のサイクルポート、石神井公園駅南口やT・JOY大泉近くまで行くのがせいぜいだが、今回は新青梅街道から下井草を経由して阿佐ヶ谷、そして青梅街道へ入り、中野坂上を下って新宿大ガードをくぐり抜け、四谷、そして麹町のオフィスへと走っていく。

photo
自宅近くから会社までの自転車通勤ルート
photo
シェアサイクル通勤中

 オフィスのある紀尾井町ビルまで、時間にして1時間10分。30分単位で165円(税込)課金されるので、495円の支払いとなる。せっかくなのでオフィスに入ってみる。郵便物が溜まっているので、それをピックアップして、レイアウトが大きく変わった社内を見学しておく。郵便物をみると、2020年と21年のクリスマスカードがある。それだけの間、出社していなかったのだ。

 なお、オフィスビルのサイクルポートには自転車が1台もない。ということは、ここで返却してしまうと、誰かがすぐに借りてしまい、自分が乗っていく自転車がないという事態に陥りかねない。ではどうするか。会社に寄らずにそのまま帰るというのもいいが、1つ方法があった。アプリを使った予約である。

photo
オフィスのあるビルでいったん返却

 返却後、誰も使っていない状態ですぐにアプリを起動し、そこから今返却したばかりの自転車を予約するのである。そうすれば20分は確保できる。イレギュラーな使い方が、そんなこともできる。

photo
すかさず予約を入れて確保しておく

 出社していた頃は毎日使っていた、オフィスビル1階のファミリーマートで朝食を買い込んで、再びシェアサイクルに乗って帰宅の途についた。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る