人気スマホゲー3作、サブアカ所有率は2割超 目的は「ガチャ回数」「所属グループ維持」など──「ウマ娘」「モンスト」「パワプロ」調査
ゲームエイジ総研が「モンスト」「パワプロ」「ウマ娘」における複数アカウント所持率を調査した。所持率が高いのはモンストの47.6%で、所持の目的は「ガチャの回数を増やしたいため」などだった。
人気スマホゲーム3作品で、2つ以上のアカウントを使ってプレイしているユーザーは2割以上――ゲーム関連の調査を手掛けるゲームエイジ総研(東京都渋谷区)は4月14日、複数のアカウントを作ってスマートフォンゲームを遊ぶ“複アカ”行為についての調査結果を発表した。中でも、「モンスターストライク」(モンスト、ミクシィ)では47.6%のユーザーが複数アカウントを利用していたという。
調査はモンストの他、「実況パワフルプロ野球」(パワプロ、コナミ)、「ウマ娘 プリティーダービー」(Cygames)のプレイヤー合計740人を対象に、2022年1月末から2月上旬にかけて実施した。
2つ以上のアカウントを所持しているプレイヤーの割合は、モンストが47.6%、パワプロが25.6%、ウマ娘が23.5%。アカウント所持数の平均は、モンストが1.66、パワプロが1.30、ウマ娘が1.36だった。
サブアカウントを作成する目的はゲームの仕様によって異なるという。モンストでは「ガチャの回数を増やしたいため」が最多で39%、「キャラ編成やデッキの種類を増やしたいため」が24%、「マルチプレイを有利に進めるため」が22%だった。
パワプロでは「ガチャの回数を増やしたいため」が59%で最多。続いて「消費アイテムを効率よく集めるため」が49%になった。
ウマ娘では「所属している(ゲーム内の)グループを維持するため」が最多で29%、「サブアカウントに他プレイやとしての役割を担わせるため」が27%、「マルチプレイをするフレンドがいないため」が18%だった。
複数アカウントの所持は利用規約で禁じられていることもある。ゲームエイジ総研は、総アカウント数と実際のプレイヤー数に差があると、プレイヤー当たりのアイテム購入額やプレイ時間、広告やイベントの効果などを見誤る問題があると指摘。総アカウント数に加え正確なプレイヤー数も把握してマーケティング施策を考える必要があるとしている。
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