東京メトロの「全駅スタンプラリー」、デジタルで復活 17年ぶり

東京メトロは18日、沿線の全138駅を巡る「東京メトロ全駅スタンプラリー」をデジタル化して実施すると発表した。2005年以来17年ぶりの開催。

[本田亜友子，ITmedia]

　東京メトロは4月18日、沿線の全138駅を巡る「東京メトロ全駅スタンプラリー」をデジタル化し、2005年以来17年ぶりに実施すると発表した。開催期間は4月25日から2025年2月28日までの約3年間となる。

「東京メトロ全駅スタンプラリー」

　台紙にハンコを押す代わり、駅のポスターに記載されているQRコードをスマートフォンで読み取り、デジタルスタンプを集める形とした。デジタルスタンプは沿線の名所や観光スポットなどを新たにデザインしたもので、参加者は取得後にダウンロードして印刷もできる。

　各駅のポスター掲出場所は東京メトロWebサイトの「イベントページ」で参加登録をした後に「スタンプページ」で確認できる。なお中目黒駅や中野駅など6駅についてはそれぞれ1つ手前の駅にポスターを掲出するという。

東西線葛西駅のデジタルスタンプは「地下鉄博物館」がモチーフ

駅名とポスター掲出駅が異なる6駅

　参加者には集めたスタンプの数に応じてオリジナル壁紙などをプレゼントする他、全駅のスタンプを集めると名前入りの「デジタルマイスター認定証」を発行。さらにスタンプラリー全駅達成者から抽選で毎年30人を「東京メトロ・シークレットツアー」に招待する。

　開催期間を約3年間と長くした理由について東京メトロは「期間中、毎週1駅か2駅を訪れるペースで達成できる」と説明。コロナ禍において参加者の短期集中を防ぎ、休日や空いている時間に都内を観光しつつ参加できるイベントになっているという。