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パナソニック、週休3日制を試験導入へ 「1日の労働時間は変えない」

パナソニックは18日、社員の希望により週に3日間休める「選択型週休3日制」を試験的に導入する方針を明らかにした。22年度内の導入を目指す。

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 パナソニックは4月18日、社員の希望により週に3日間休める「選択型週休3日制」を試験的に導入する方針を明らかにした。22年度内の導入を目指す。


パナソニックホールディングスの三島茂樹執行役員

 パナソニックホールディングスの三島茂樹執行役員が18日に開催した働き方改革に関する説明会で明らかにした。まずパナソニックホールディングスと人事・経理など本社機能を提供するパナソニックオペレーショナルエクセレンスの社員約5000人を対象に試行し、他のグループ会社も「事業会社ごとに検討する」。

 三島執行役員は週休3日制について「就労に対する価値観が多様化する中、仕事への貢献をより一層高めるために社外副業や地域ボランティア、自己学習などに挑戦する。そういった時間の創出が目的でありメリット」と説明している。

 制度の詳細は検討中だが「1日の所定労働時間は変えず、月間の労働時間を減らす方向で検討している。ただし給与への影響は労使協議や社員個々への影響を含め、ていねいに検討していく」という。

 併せて、育児や介護を含む社員のライフイベントに応じて在宅ワークを選択できる「ホームオフィス制度」(仮称)も2社が先行導入する。どちらも22年度内の「なるべく早いタイミングでの試行導入を目指す」。


パナソニックが計画している週休3日制と「ホームオフィス制度」(仮称)の概要

 選択型の週休3日制はNECが21年11月に導入を発表した他、日立製作所も22年度の導入を目指して検討している。日立は月間労働時間を柔軟に割り振る形で、給与を維持したまま週休3日も可能になるというが、そのぶん勤務日の負担が大きくなる可能性も指摘されている。

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