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Google、検索結果からの個人情報削除リクエスト範囲を拡大 住所やメアドも
Googleは、検索結果からの個人情報削除リクエストの対象範囲を拡大した。身分証明書の画像や住所や電話番号、メールアドレスなどの連絡先情報などが追加された。
米Googleは4月27日(現地時間)、Google検索結果からの個人情報削除リクエストの範囲を拡大したと発表した。「個人情報または晒し行為のコンテンツ」カテゴリーで新たに対象になったのは以下の項目だ。
- 身分証明書の画像
- 個人の連絡先情報(住所、電話番号、メールアドレス)
- 機密性の高いログイン認証情報
これまでは、以下が対象だった。
- 機密性の高い政府機関発行の個人識別番号(米国の社会保障番号、アルゼンチンの個人納税者識別番号、ブラジルの納税者番号、韓国の住民登録番号、中国の身分証明カードなど)
- 銀行口座番号
- クレジット カード番号
- 手書きの署名の画像
- 医療記録など、高度に個人的で制限のある公的な記録
該当すると思われるコンテンツを削除してもらうには、サポートページにある「削除リクエストを開始する」ボタンをクリックして指示通りに操作する。
Googleはリクエストを評価し、報道価値があるか、専門的に関連するか、政府の公式報道か、など、「公益であると判断」した場合は削除しない可能性がある。
このカテゴリーとは別に、リベンジポルノや未成年の画像もリクエストに応じている。
なお、削除されるのはあくまでもGoogle検索結果からであり、リンク先のオリジナルの情報が削除されるわけではない。
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