ニュース
メルカリ、配送料を値上げ 6月16日から 「物価上昇などの社会情勢を鑑みた」
メルカリは、同社専用の配送サービス「メルカリ便」について、配送サービス料の改定を発表した。
メルカリは5月16日、同社専用の配送サービス「メルカリ便」について、配送サービス料の改定を発表した。ヤマト運輸の「らくらくメルカリ便」と、日本郵便の「ゆうゆうメルカリ便」ともに、6月16日正午から値上げする。改定後の送料は、6月16日正午より後に購入されたものが対象。
メルカリ便は、メルカリユーザー限定で提供しているサービスで、通常の配送料より格安で利用できるのが特徴。例えば、ヤマト運輸の「ネコポス」は通常料金だと最大385円(数量などで変動)だが、メルカリでは175円で利用できる。
6月16日以降、ネコポスは175円から210円、宅急便コンパクトは380円から450円、宅急便は60〜160サイズまで、最大150円の値上げ。集荷サービスも30円から100円に引き上げられる。ゆうパケットも200円から230円、ゆうパケットポストが200円から215円、ゆうパケットプラスが375円から455円、ゆうパックは60〜100サイズはすべて70円の値上げ。
この他、「メルカリShops」の送料も同様に値上げ。らくらくメルカリ便の送料をベースに、クールメルカリ便が60〜120サイズで、最大100円の値上げ。集荷料は30円に据え置きとなる。
値上げの理由として同社は、「物価上昇などの社会情勢を総合的に鑑みた結果、メルカリ便配送サービスを継続しつつ、お客さま体験を一層良くしていくため」としている。
関連記事
- ダイソー限定のメルカリ梱包材発売 ネコポス用段ボールなど
メルカリは、100円ショップ「ダイソー」と連携し、オリジナル梱包材を販売する。 - メルカリ、不正増加で16億円の追加出費 クレカ不正利用とフィッシング詐欺で成長も鈍化
メルカリは、アプリにおけるクレジットカードの不正利用とフィッシング詐欺の増加により、流通取引総額の成長率が鈍化した上、ユーザーへの補填金として第3四半期のみで合計16億円の出費があったと明らかにした。 - 流行が見える「メルカリ物価・数量指数」提供開始
メルカリ総合研究所と東京大学エコノミックコンサルティングが「メルカリ物価・数量指数」の提供を始めた。 - メルカリ、インドに開発拠点 「東京オフィスはエンジニア組織の50%が海外国籍」
メルカリがインドに技術開発拠点「Mercari India Private Limited」を設立へ。 - ディズニー、メルカリと転売対策で連携 注意喚起や出品取り下げ措置も
メルカリとオリエンタルランドは3月24日、フリマサービス「メルカリ」上で東京ディズニーリゾート(TDR)の商品が不適切な転売をされている実態を受け、連携して転売対策を実施する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.