エプソン販売は5月20日、業務用プリンタやトナー、家庭用プリンタ用紙など一部商品の出荷価格を7月1日から値上げすると発表した。「原材料費の高騰などで製造コストが上昇する中、効率化やコスト削減による対応だけでは価格の維持が困難な状況」になったためと説明している。
対象は、大判プリンター/業務用写真・プリントシステムの本体・オプション180商品、ビジネスプロジェクター19商品、ホームプリンターの用紙76種類など。品目の詳細はニュースリリースのリンクから確認できる。
原材料費の高騰や急激な円安により、商品価格を値上げするメーカーが相次いでいる。2022年3月にはソニーが、5月にはアイリスオーヤマ、オーディオテクニカ、マランツなどが相次いで、一部商品の値上げを発表している。
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