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救急隊員にARグラス 都城市、病院で処置始めるまでの時間短縮に
宮崎県の都城市消防局は23日、NTTドコモと協力して救急隊員にARグラスを装着し、傷病者の搬送を効率化する効果検証を行うと発表した。
宮崎県の都城市消防局は5月23日、NTTドコモと協力して救急隊員にARグラスを装着し、傷病者の搬送を効率化する効果検証を行うと発表した。病院で処理を始めるまでの時間短縮を目指す。
救急隊員はカメラを搭載したARグラスを装着し、現場を撮影しながら処置にあたる。医師との連絡をフリーハンドで行えるため傷病者対応に集中できるという。
動画はWi-Fiや5G/LTEを介して司令室(消防局)や病院にリアルタイム伝送。司令室は状況を把握し、病院側は受け入れ態勢を整える。
併せて119番通報のビデオ通話対応も進める。映像通報システム「Live119」を導入。通報を受けた際、必要に応じて通報者にビデオ通話を求める。
通報者側のスマートフォンにアプリ導入などは必要ない。通報者のスマートフォンにショートメッセージでLive119の接続用URLが届き、ブラウザでビデオ通話が行えるという。
いずれも7月中旬までの約2カ月間試行し、本格導入の可否を判断する。
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