日本でも「Appleマップ」で“ARナビ”が利用可能に 自転車ルートにも対応
米Appleの地図アプリ「Appleマップ」において、ARを使ったナビゲーション機能「拡張現実による徒歩経路」が日本でも公開されている。
米Appleの地図アプリ「Appleマップ」において、ARを使ったナビゲーション機能「拡張現実による徒歩経路」が日本でも公開されている。iPhoneのカメラ映像に道順を示す矢印などを重ねることで、直感的なナビゲーションを実現している。
同機能は、2021年6月に開催された「WWDC 2021」で発表された機能で、米国や英国、カナダで提供されている。現時点で、ARナビゲーション機能の提供国一覧に日本はまだ記載されていないが、個人ブログ「Ata Distance」によると、東京以外に大阪、京都、名古屋、福岡、横浜でも利用できるとしている。
マップアプリを立ち上げ、ルート検索したあとAR表示を有効にするボタンをタップすると、カメラが立ち上がる。反対車線の建物にiPhoneを向けることでマッピングが完了。ルートに沿って矢印が表示される。右左折する場所にも矢印が現れる。
また、AR機能のほか、自転車の経路も表示されるようになった。複数のルートから選択できる他、「坂道」や「交通量の多い道路」を避けて検索する機能も用意されている。こちらもサービス提供国一覧に日本はまだ含まれていない。
なお、Googleマップでは同様のAR機能として「LiveView」を2019年に発表。日本では2020年からランドマークでのサービス提供を始めた他、2021年には一部の商業施設などで屋内のARナビゲーションを開始している。
【訂正:2022年5月27日午後9時30分 ブログの名称を修正しました】
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