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マイナビ、メディアの原稿作成を自動化 東大発ベンチャーELYZAのAIを活用
マイナビは自社のメディアで、原稿を自動生成する実証実験を行うと発表した。東京大学・松尾豊研究室発のAIベンチャーELYZAが開発したAIを使い、求人原稿などの草案を自動作成する。
マイナビは5月30日、自社のメディアで原稿を自動生成する実証実験を行うと発表した。東京大学・松尾豊研究室発のAIベンチャーELYZA(イライザ、東京都文京区)が開発した文章執筆AI「ELYZA Pencil」や、要約AI「ELYZA DIGEST」を使い、求人原稿などの草案を自動作成する。
これらの「文章執筆モデル」と呼ばれるAIを使うことで、原稿作成作業の時間を短縮。クライアントやユーザーとのコミュニケーションなどの他の業務への時間を増やすことでサービス品質の向上を狙う。
2022年度中に求人原稿に特化した生成型執筆モデルによる成果を作り、制作現場への実装を目指す。
ELYZA Pencilは、キーワードから約6秒で日本語の文章を生成できるAIで、3月からデモサイトを公開している。デモサイトではニュース記事やビジネス用メール文、職務経歴書の3種類を作成できる。ELYZA DIGESTは、文章を入れると3行の要約を数十秒のうちに生成できるAIであり、21年8月からデモサイトを公開している。
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