ニュース
夏のエアコン、節電には風向き‘“水平”が有効 ダイキン調査
ダイキン工業は31日、エアコンの冷房を電気代を抑えながら快適に使うため「風向きを水平にする」「暑い時は設定温度を下げるのではなく風量を強くする」など節電のポイントを紹介した。
空調大手のダイキン工業は5月31日、エアコンの冷房を電気代を抑えながら快適に使うため「風向きを水平にする」「暑い時は設定温度を下げるのではなく風量を強くする」など節電のポイントを紹介した。
冷たい空気は下に溜まる性質があり、風向きを水平にすると室内の温度ムラが解消できる。天井付近の空気が熱いままではエアコンが「室内はまだ設定温度に達していない」と判断し、必要以上に運転するという。扇風機や空気清浄機で室内の空気を混ぜることも有効だ。
冷房中に暑いと感じた場合は、設定温度を下げるより風量を強くする。体感温度が下がり、エアコンの設定温度を下げる必要がなくなる。風量を強くすると消費電力は少し増えるが、温度を下げる時に消費する電力に比べればわずかだとしている。
この他、30分程度の外出や換気ならエアコンはつけっぱなしの方が電気代は安い、フィルター掃除は2週間に1度行うといった節電方法を挙げた。フィルターを1年間掃除しないと「約25%の電気代の無駄につながる場合もある」。同社は公式YouTubeチャンネルでエアコンの掃除方法などを紹介している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 真夏の換気、エアコンは“つけっぱなし”が正解 ダイキン調査
ダイキンの調査によると、換気で窓をひんぱんに開ける場合、エアコンはつけっぱなしにした方が電気代が安く、室内温度の上昇も抑えられるという。 - 今年ばかりは「エアコンの試運転」をした方がいい理由
テレワークなどコロナ禍の生活の変化によりエアコンの負荷が増した。冬の稼働時間は2シーズン分。換気扇も窓開け換気による結露トラブルが増えている。 - 早めの「エアコン試運転」、経産省など呼び掛け 去年は購入者の3割が“2週間待ち”に
経済産業省は11日、夏前のエアコン試運転を呼びかけた。今年はエアコンメーカーや業界団体も歩調を合わせて早期の試運転を呼び掛け始めた。 - 持続時間2倍・外部電源でガン冷え 「REON POCKET 3」を試して分かったその進化っぷり
「着るエアコン」ことソニーの「REON POCKET 3」。3世代目になってどう変わったのか、試してみた。 - 動き出したエアコンのサブスク 戸田市は富士通ゼネラルの最上位機種で月額2000円から
高齢者世帯の熱中症対策を主な目的としたエアコンのサブスクリプション事業が動き出した。戸田市の場合は月額2000円(税込)から。