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Instagramの「リール」に90秒投稿などの(TikTokにはない)新機能
InstagramとFacebookに表示される「TikTok」対抗ショート動画「リール」に複数の新機能が追加された。動画の長さ上限が60秒から90秒になった(TikTokは10分)。Facebookのフィードでも紹介される。
米Metaは6月2日(現地時間)、InstagramとFacebookで提供しているショート動画サービス「Reels」(日本では「リール」)の複数の新機能を発表した。
リールは、2019年にまずInstagram向けに提供開始された、若者に人気の「TikTok」によく似た機能。日本でも2020年8月から利用可能だ。今年2月にはFacebookでも利用可能になった。
Instagramでの新機能は、
- 動画の長さ上限が従来の60秒から90秒に延長(TikTokは現在上限10分)
- 「ストーリーズ」の機能、「スタンプ」のアンケートやクイズなどの一部の流用を可能に
- オリジナル音声のインポート
- 人気リールの構造のテンプレートの提供
Facebookでの新機能は、
- デスクトップでのFacebookリールの作成と投稿日時の指定
- デスクトップ向け動画クリップツールの提供
- Facebookリールに関するクリエイタースタジオのインサイトの提供
- Facebookリール向けナレーション追加機能の提供
また、リールへのアクセス増加のために、Facebookのフィードにお勧めのリールを表示する機能をグローバルに導入する。フィード、グループ、Watchでリールが表示されるようになる。クリエイターは自分のリールをFacebookでお勧めするオプションを選択できる。(この機能は2月に予告され、一部のユーザーでテストしていたものだ。)
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