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バーチャルオフィス「oVice」無償提供 オンライン株主総会を開催する企業向けに 期間限定
oViceが、オンライン株主総会の開催する企業に向け、バーチャルオフィス「oVice」を期間限定で無償提供する。法改正によりオンライン株主総会が実現した一方、難易度が高い印象が拭えていないことから「無償提供によってハードルを下げる」という。
oVice(石川県七尾市)は6月3日、オンライン株主総会の開催を検討する企業に向け、バーチャルオフィス「oVice」を無償提供すると発表した。同日から7月17日まで専用サイトで申し込みを受け付け、基準を満たすと認めた企業に、7月31日までの期間限定で提供する。
対象の企業は、10人以上が参加する株主総会を開催予定の株式会社。申し込み後、oVice社と2回の面談を行い、基準を満たすと判断できた企業にのみ無償提供する。
oVice社は無償提供について、オンライン株主総会での利用を広げる施策と説明。2021年の法改正によりオンライン株主総会が可能になった一方、難易度が高い印象が拭えていないことから「無償提供によってハードルを下げる」(同社)という。
oViceはWebブラウザからアクセスできる、オフィスを模したバーチャル空間を提供するサービス。ユーザーは2Dのアバターを操作し、他のユーザーとボイスチャットしたり、Web会議したりできる。数百人規模での利用も可能で、導入社数は2000社を超えるという(6月3日時点)。
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