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「ラップバトル対話システム」など、IPAが開発支援へ 詳細は6月下旬 2022年度の“未踏事業”で
情報処理推進機構(IPA)が、独創的な技術のアイデアを募り、実現を支援する人材育成事業の公募結果を発表した。今回の公募では「ラップバトル対話システムの開発」「麻雀プロのためのAI牌譜解析ツール」など21件のプロジェクトを採択した。
情報処理推進機構(IPA)は6月3日、25歳未満のIT人材から独創的な技術のアイデアを募り、実現を支援する「2022年度未踏IT人材発掘・育成事業」の公募結果を発表した。今回の公募では「ラップバトル対話システムの開発」「麻雀プロのためのAI牌譜解析ツール」など21件のプロジェクトを採択。計37人の人材を支援する。
いずれのプロジェクトも、詳細は6月下旬に公開する。IPAは今後、各プロジェクトに対して、活動に応じた資金を支援する他、大学教授などから選出したプロジェクトマネジャーからの指導やアドバイスも提供する。
未踏IT人材発掘・育成事業は、ソフトウェア関連分野の優れた人材を発掘・育成する事業として毎年プロジェクトを公募している。21年度は、風呂掃除を行うタコ型ロボットの開発や、合気道の習得を支援するソフトウェアの開発といったプロジェクトを採択・支援していた。
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