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Mac OS XからmacOS Venturaまでの歴史を軽く振り返る:CloseBox(3/5 ページ)
新しいmacOSは「macOS Ventura」だ。ここに辿り着くまでの20年ちょっとを振り返ってみよう。
「Mac OS X」から「OS X」へ、ネコ科から地名へ、有償から無償へ(2012〜2015)
2012年にリリースされたバージョン10.8からは、Mac OS XからMacが取り去られた「OS X」と呼称されるようになった。OS名はマウンテンライオン(Mountain Lion)。有償での販売はこのバージョンまでだ。.mac改めiCloudが導入された。
2013年の10.9からは枯渇してしまったネコ科の大型動物をやめ、カリフォルニア州の地名シリーズになった。最初の場所は、メイヴェリックス(Mavericks)。サーファーのメッカである。このバージョンからはOSが無償になった。MacはプリインストールではOSが無料だったが、マシンがアップデート対象である限り、OSを購入する必要がなくなったので、ネコ科でなくなったことへの文句はほとんど出なかった。
2014年のヨセミテ(Yosemite)は、Power Macintosh G3 (Blue and White) のロジックボードに付けられたコードネームとかぶったことと、10.10と、小数点以下が2桁となったことに驚く声が上がった。
続く2015年のバージョン10.11エル・キャピタン(El Capitan)も「これでいいの?」という声が古いMacユーザーから上がった。El CapitanはPower Macintosh G3 (Blue and White) のケースを示すものだったからだ。エル・キャピタンはヨセミテ国立公園の中の岩山であることから、前バージョンに含まれるのでは、と指摘する人もいた(自分だ)。
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