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Mac OS XからmacOS Venturaまでの歴史を軽く振り返る:CloseBox(4/5 ページ)
新しいmacOSは「macOS Ventura」だ。ここに辿り着くまでの20年ちょっとを振り返ってみよう。
「OS X」から「macOS」へ(2016〜2019)
Mac OS X→OS Xと変わったMacのOSネーミングがまた変わった。2016年の10.12はシエラ(Sierra)と、シエラネバダ山脈から取られた。「Siriが搭載されたから語感が近いSierraにした」という説明は特になかった。Apple Watchによるアンロック、iPhoneなどとデバイスをまたいだクリックボード共有ができるなど、今に連なるAppleデバイス連携の便利さが追加された。
2017年のバージョン10.13ハイ・シエラ(High Sierra)もまたややこしい。前バージョンにHighを付けただけだし、CD-ROMの標準規格であるISO9660のベースとなったHigh Seirra Formatを思い出す人もいるだろう(自分だ)。
2018年のバージョン10.14モハヴェ(Mojave)は、4州にまたがる巨大なモハーヴェ砂漠から。ダークモードが一番の売りというのがなんとも地味すぎるアップデートだった。
2019年のバージョン10.15カタリーナ(Catalina)は、ロサンジェルス沖のサンタカタリナ島から取られた。Gatekeeperによるセキュリティ強化で動かなくなったカーネル拡張で苦労した古参ユーザーは多いはずだ。2001年から続いたiTunesが消えたことも記憶に新しい。目玉機能はiPadをセカンドディスプレイ兼タッチパネルにできるSidecarだった。
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