政治のアンケート回答者全員に電子マネー、最大で100万円 前澤氏の出資企業で
政治家・選挙候補者向けサービスを提供するセンキョは、政治に関するアンケートの回答者全員にお金を贈るキャンペーン「全員お金贈り by センキョ」を実施すると発表した。当選金額は100円、1000円、1万円、10万円、100万円のいずれかとしている。
政治家・選挙候補者向けサービスを提供するセンキョ(東京都港区)は6月10日、政治に関するアンケートの回答者全員にお金を贈るキャンペーン「全員お金贈り by センキョ」を実施すると発表した。当選金額は100円、1000円、1万円、10万円、100万円のいずれかとしている。
センキョの公式LINEアカウントと友だちに登録し、キャンページからアンケートに回答することで当選金受け取りの抽選に参加できる仕組み。アンケートは性別や年代、選挙への参加したことがあるのかなどの6個の質問と、「国のお金を使い方をどうする?」など自分が政治家ならどのような判断をするのかを問う18個の質問を設けている。
集計した結果は、同社から政治家へ届けるという。当選金はフィンテック事業を手掛けるARIGATOBANK(東京都千代田区)が提供する寄付プラットフォームアプリ「kifutown」(iOS/Android)で電子マネーのみで受け取れる。kifutownを利用するには別途アカウント登録が必要。キャンペーンは10〜20日まで実施する。
キャンペーンを始めた経緯について、同社は「『自分の意見を社会や政治家に伝えることでお金がもらえる』世界があれば、多くの人が社会や政治家にもっと意見を伝えるきっかけになるのではないか」という考えから実施に至ったと説明。今後も政治に意見することでお金がもらえる仕組みの実現のため、さまざまな取り組みを行うという。
センキョは19年に設立したスタートアップ企業で、選挙・政治活動のデジタルトランスフォーメーション(DX)支援するサービス「スマート選挙」を提供している。21年1月には、実業家の前澤友作氏が個人資産で運営する「前澤ファンド」から出資を受けており、9日時点で資本金は3億303万円としている。
関連記事
- 前澤友作さん、Web3とメタバースに投資する「MZ Web3ファンド」立ち上げ 投資総額は100億円
実業家の前澤友作さんがWeb3やメタバース領域に投資する「MZ Web3ファンド」を立ち上げた。総額100億円規模の投資が可能という。 - 釣り人に120万円支給するスポンサーシップ制度、新たに最大160人募集 総支給額は約2億円規模に
釣りSNSアプリ「ANGLERS」を運営するアングラーズは、釣り人に年間120万円(毎月10万円)の支援金を支給するスポンサーシップ制度「アングラーズマイスター」の参加者を新たに最大160人募集する。 - 前澤氏“お金配り”をアプリ化 寄付したい人がお金欲しい人募る「kifutown」
- ふるさと納税で“現金”が受け取れるサービス登場 総務省「趣旨に合っていない」
ふるさと納税で、返礼品の代わりに現金が受け取れるというサービス「キャシュふる」が波紋を呼んでいる。スタートアップのDEPARTURE(東京都新宿区)が提供を始めたサービスで、寄附金額の20%を現金で受け取れると謳う。 - 地方自治体の偽サイト相次ぎ出現 Bingなどで検索上位に 不審なURLに注意
地方自治体の偽サイトが相次いで出現し、各自治体が注意を呼び掛けている。長野県長野市は6月8日、同市になりすました偽サイトがWeb上で公開されていると発表。特定の検索エンジンで検索すると、本物のサイトよりも上位に表示されていると注意喚起した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.