速報
TelegramのMAUが7億人突破 サブスク「Premium」提供へ
メッセージングサービスのTelegramのMAUが7億人を超えた。サービス維持を目的に、サブスク版「Premium」の提供を開始する。アップロードできる容量やフォローできるチャンネル数などが2倍になる。
ロシア発でドバイに拠点を置くTelegramは6月19日(現地時間)、サブスクリプションサービス「Telegram Premium」を提供すると発表した。まだ月額料金は公表されていない。これにより、E2EEのメッセージング手段を必要としている世界中の無料版ユーザーへのサービスを維持するための資金を確保できるとしている。
同社はまた、MAU(月間アクティブユーザー数)が7億人を超えたことも発表した。2020年にMAUが5億人を超えた際には、広告でのマネタイズを始めると発表した。
Premiumユーザー向けの主な機能(一部)は以下のようなものだ。
- アップロードできるデータ量が2GBから4GBに増量
- ダウンロード速度の高速化
- フォローできるチャンネル数(1000)、チャット数(200)、最大チャットフォルダ(20)がそれぞれ2倍になり、4つ目のアカウントの追加が可能になり、メインリストに固定できるチャットが10になり、保存できるsタンプの数が最大10個になる
- 音声メッセージのテキスト化
- チャット管理ツール
- サブスクユーザーバッジの表示
- 広告非表示
これらの新機能は段階的に公開されていく。新機能の一部は無料ユーザーも使えるようになる見込みだ。
関連記事
- Telegram、オリジナル通知音の設定が可能に
メッセージングアプリ「Telegram」の今月のアップデートで、オリジナルのオーディオファイルを通知音に設定できるようになった。端末に保存した300KB未満で5秒未満のファイルであれば、チャットやチャンネルの通知音に設定できる。 - ウクライナ副首相、IT軍を設立 Telegram内に攻撃先を列挙
ウクライナのミハイロ・フェドロフ副首相は、IT軍を設立するとTwitter上に投稿した。メッセージングサービス「Telegram」内に「IT ARMY of Ukraine」というチャンネルを開設。フェドロフ副首相は「デジタルの才能が必要だ」と訴え、参加者を募っている。 - Telegram、ようやくグループ動画チャット機能追加
メッセージングアプリ「Telegram」が昨年予告したグループ動画チャット機能が使えるようになった。参加人数は30人までだが将来的には増やす計画。 - Telegram、2021年から広告でのマネタイズ開始 MAU5億人で苦渋の選択
エンドツーエンドで暗号化された無料メッセージングアプリ「Telegram」のドゥーロフCEOが、MAUが5億人に近づいたため、維持するためのマネタイズを開始すると発表した。メインサービスには広告を表示せず、無料での提供を続ける計画だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.