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コンパクトでも本格派 キヤノン「EOS R7」試作機を速攻レビュー荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/5 ページ)

とうとう登場したAPS-Cサイズセンサーの「EOS R」。その第1弾である「EOS R7」はどんなコンセプトを持って登場したのか、試作機をいじることができたので探っていく。

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 画面上に水準器を出し、それが水平を保っていられる間は(ラインが緑色になる)自動的に水平を保ってくれる。


背景に見えてる門に対してカメラが左に傾いてるけど、モニター上の画像はきちんと水平が取れてるのが分かると思う。慣れると人間が堕落しそう

 これが日常のちょっとした街のスナップなんかにすごく便利なので、いつでもオンオフできるようボタンに割り当ててしまった。


いつものガスタンク。こういう人工建造物は傾きが目立ちやすいので自動水平補正は助かる(18-150mm 18mm 1/640秒 F8.0 ISO100)

 ちゃんとファインダーを覗いて撮るときはともかく、モニターを開いてちょっと不自然な体勢で撮ったりすると、1°くらいはあっけなく傾いちゃうものだから。経験的に±3°あれば問題ないと思う。

 これなんか少し低い位置にあるあじさいの高さに合わせてモニターを開いて(無精して)立ったままさくっと撮ってるんだけど、ちゃんと水平取れているもの。


モニターを開いて撮影するときは水平がずれやすいけど、ちょっとなら自動補正してくれるのでうれしい。これは暗渠に咲くあじさい(18-150mm 62mm 1/100秒 F6.3 ISO250)

 なのでスナップ用のミラーレス一眼としても優秀なのだ。


ずらっと並んだ招き猫群を、影を生かすべく少しアンダー目に狙ってみた(18-150mm 150mm F6.3 ISO100)

 スナップ用って考えると、キヤノンが昨今ラインアップしている薄型軽量の単焦点レンズが似合う。ほんとに似合う。

 今回は50mm F1.8を合わせてみた。


コンパクトで安価なので中望遠単焦点として重宝するRF 50mm F1.8。これもEOS R7のコンパクトボディに似合う

50mmで前後にちょっとぼけを入れつつポートレート(50mm 1/80秒 F1.8 ISO125)

うちの黒猫を動物瞳AFで。ペットポートレートにもよし(50mm 1/320秒 F2.0 ISO2000)

 見ての通り、薄くて軽いのでEOS R7によいのだ。しかもポートレート用としてほどよい画角になる。

 望遠スナップを楽しむのもいいし、手ブレ補正も強力なので、スローシャッターでも手持ちで行ける。

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