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コンパクトでも本格派 キヤノン「EOS R7」試作機を速攻レビュー:荻窪圭のデジカメレビュープラス(5/5 ページ)
とうとう登場したAPS-Cサイズセンサーの「EOS R」。その第1弾である「EOS R7」はどんなコンセプトを持って登場したのか、試作機をいじることができたので探っていく。
さらにはHDR PQに対応していたり(ただし10ビットカラーで保存するため、JPEGではなくHEIFかRAWになる)、RAWバーストモード(プリ撮影に対応した超高速連写機能で、1枚のRAWデータとして記録される)を持つなど、ちょっと扱いがややこしくなるが最新の機能にも対応している。
あらたにアクセサリーシューに拡張用の接点が設けられた「マルチアクセサリーシュー」になったのも要注目だ。これによりカメラからアクセサリーへの電源供給や高速データ通信が可能になり、専用のマイクロフォンやスマートフォンリンクアダプターや専用のスピードライトトランスミッターなどが用意された。
特に本格的な動画撮影をする人にうれしい拡張性だ。
動画に関しては、4Kの60fpsにまで対応しており、Canon Log3での撮影もできる。
かくして、EOS R7は小型軽量でなおかつ動く被写体にもスナップにも強く、使い勝手もいいあなどれないカメラだったのだった。
しかもかなりコストと性能のバランスをうまく取ってる印象で、価格面でもいい感じだ。
フルサイズセンサー機に比べて機動力や価格面で優れており、さらにフルサイズセンサー機と同じマウントということで使い分けたりステップアップしたりが望める点でもいい。
特に手持ち望遠を楽しみたい人におすすめしたい。
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