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「応用情報技術者試験」で70歳が合格 10年ぶりに最年長記録を更新
情報処理推進機構(IPA)は、2022年度4月に開催した国家試験「応用情報技術者試験」で70歳の受験者が合格したと発表した。これまでの最年長記録であった69歳を10年ぶりに更新したという。
情報処理推進機構(IPA)は6月24日、2022年度4月に開催した国家試験「応用情報技術者試験」で70歳の受験者が合格したと発表した。これまでの最年長記録であった69歳を10年ぶりに更新したという。この試験の受験者数は3万2189人、そのうち合格者数は7827人(合格率24.3%)、合格者平均年齢は28.9歳としている。
応用情報技術者試験は、ITスキル標準のレベル2の「基本情報技術者試験」の1つ上のレベル3の試験。「要求された作業を全て独力で遂行できる」レベルの難易度に位置付けている。IT技術以外にも経営戦略やマネジメントに関する知識も問われ、100点満点中60点が合格基準という。
応用情報技術者試験の上位試験に当たる「高度試験」での合格者最年長記録は、「ITストラテジスト試験」で70歳、「システムアーキテクト試験」で65歳、「ネットワークスペシャリスト試験」で67歳、「ITサービスマネージャ試験」で66歳。同じくITスキル標準レベル4に相当する「情報処理安全確保支援士試験」では76歳としている。
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