ニュース
Slack有料プラン値上げ、月額960円から1050円に 無料版は「90日間のメッセージを保存」に仕様変更
企業向けコラボレーションツール「Slack」の有料プラン「プロプラン」が値上げされる。9月1日以降、1ユーザー当たり月額960円が1050円になる。
企業向けコラボレーションツール「Slack」を提供する米Slack Technologiesは7月18日(現地時間)、同ツールの有料プラン「プロプラン」の月額料金を改定すると発表した。1ユーザー当たり月額960円から1050円に値上げする。
料金改定は9月1日に実施する。年間契約の場合、1ユーザー当たり月額850円から925円になるが、9月1日より前に年払いを更新することで、改定前の金額が1年間適用されるという。同社は値上げの理由を「(各機能追加による)価値の向上を鑑み、今後もイノベーションへの投資を続けられるようにするため」と説明している。
月額料金がかからないフリープランでは一部仕様を変更。保存できるメッセージ数は1万件、利用できるストレージ容量は5GBだったが、9月1日以降は件数上限を撤廃し90日間のメッセージを保存、ストレージ容量は無制限に利用できるようになる。
また、これまで有料プランでのみ提供していた、音声や動画、画面の録音・録画を送信する機能「クリップ」をフリープランでも提供するという。同社は「これからもフリープランをはじめとする全プランで利用できる機能を増やし、皆さまにさらなる価値を届けていく予定」と説明している。
関連記事
- Slack Japan解散 セールスフォース日本法人が吸収合併を完了
セールスフォース・ドットコムがSlack Japanの吸収合併を完了した。Slack Japanは解散。両社のサービスを融合させたサービス提供を進める。 - Slackの通知音をどう表記するか問題に公式回答
Slackのあの通知音をどう表現するか。Slack公式の見解が出た。 - Slack、録音・録画できる「クリップ」などハイブリッドワーク向け新機能
Slackはsalesforce.comの年次イベント「Dreamforce」でSlackの新機能を発表した。「クリップ」はチャンネルやDMで音声、動画、画面を記録し、共有する機能。字幕やトランスクリプトも追加できる。 - Slack、Discordのような気軽な音声チャット機能「Huddle」を追加
Slackが昨年10月に発表したDiscordのような音声チャット機能を「Huddle」として有料版に追加した。同時に発表した録画投稿機能も向こう数カ月中に有料版で利用できるようになる見込みだ。 - Slackに「トイオ・クラブ」開設 「toio」開発者とユーザーが交流できる
SIEのロボット玩具「toio」の開発者と、ユーザーやクリエイターが直接交流したり作品を共有したりできる公式コミュニティーがSlackにオープンした。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.