ニュース
人気ゲーム「VALORANT」提供元がAWSと提携 eスポーツ配信画面に情報表示、状況分かりやすく
「VALORANT」などを手掛ける米Riot Gamesが、eスポーツ配信の分野で米AWSと提携する。競技の状況を視聴者に分かりやすく伝えるツールの開発などで連携するという。
シューティングゲーム「VALORANT」(Windows)などを手掛ける米Riot Gamesが、eスポーツ配信の分野で米AWSと提携する。競技の状況を視聴者に分かりやすく伝えるツール「Stats powered by AWS」の開発などで協力するという。Riot Games日本法人が7月19日に発表した。
Stats powered by AWSは、eスポーツの配信画面にゲームに関するデータを表示し、視聴者に状況を分かりやすくするツール。どんなデータを表示するかは、Riot Gamesが9月に開催するeスポーツイベントなどで実施する視聴者投票を基に決める。
eスポーツ選手によるゲームのプレイ内容を基に、プロチームのランキングを作成して配信画面に表示するサービスや、ファンが大会の優勝チームを予想できるサービスなども開発する。いずれもAWSが提供するAIやクラウド基盤を活用して開発する予定で、今秋に初期ビルドを完成させるという。
Riot GamesはVALORANTに加え、オンラインゲーム「League Of Legends」などを提供する企業。どちらのゲームも賞金総額が数十億円規模に上る大会が開催されるなど、eスポーツとして人気を集めている。同社は過去にも米Amazon.com傘下の米Twitchなどと協力してきた経験があることから、AWSとの提携に至ったとしている。
関連記事
- eスポーツカフェで全PCが「ハードウェアBAN」 一部ゲームが全77台でプレイ不能に 先月はグラボ盗難被害にも
新大久保のカフェ「e-sports cafe」で、同店に設置している全PCでシューティングゲーム「VALORANT」がプレイできなくなる事態が発生した。不正行為を行ったユーザーのPCからアカウント登録などを認めない「ハードウェアBAN」の対象になったという。 - 「ポケモンユナイト」でeスポーツ「MOBA」は日本に根付くか キーワードは知名度と「基本無料」
任天堂と中国Tencent子会社が手掛ける「ポケモンユナイト」。日本ではなじみのない「MOBA」というジャンルのゲームだ。日本での知名度こそ高くないが、海外では賞金約7億円の大会が開催される人気ジャンルでもある。ポケモンユナイトは、MOBAを日本に定着させることができるのか。 - Excel世界大会も登場、今改めて考える「eスポーツとは何か」
Excelの技を競う世界大会が「eスポーツ」として開かれる。改めてeスポーツの定義について、西田宗千佳さんが考えた。 - 在宅勤務のコミュ不足をeスポーツで解決 幹部も「波動拳」練習──凸版印刷の新たな“社内運動会”
凸版印刷がeスポーツで社内運動会を開催。従業員同士のコミュニケーションを活発化する目的で、当日は予想外のハプニングで大盛り上がりだったという。実際の様子や開催の背景を聞いた。 - 「お母さん、今日は英会話の日だよね!」 フォートナイトで学ぶ“eスポーツ英会話教室”が小中学生に人気
「フォートナイト」をプレイしながら英語を学ぶ「eスポーツ英会話」がひそかに人気を集めている。現在は受講を希望する待機者が100人以上いるという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.