速報
Gmailの新UI、全ユーザーにロールアウト(しばらくは既存UIに戻せる)
Googleは、Gmailの新しいユーザーインタフェースを向こう数週間で全ユーザーにロールアウトすると発表した。Materialデザインで「すっきりした外観」になるとしている。しばらくは「クイック設定」で元のUIに戻せる。
米Googleは7月28日(現地時間)、Workspaceユーザー向けで段階的に進めてきたGmailのユーザーインタフェース(UI)の変更を、向こう数週間をかけて全ユーザー向けにロールアウトすると発表した。Materialデザインで「すっきりした新しい外観」だとしている。
分かりやすい違いは、左側に「Mail」「Chat」「Spaces」「Meet」を切り替えるタブが表示されることだろう。それぞれのタブを選ぶことで、Gmailから離れずにチャットやMeetを開ける。これは「設定」で非表示にすることもできる。
既存のUIを維持したい場合は「クイック設定」で元に戻すこともできる。
「検索チップ」も表示されるようになる。メール検索の際、このチップをクリックすると、検索で使えそうなフィルター候補が複数表示される。
年内には、タブレット向けのUI強化、絵文字の改善、新たなユーザー補助機能の追加などを計画しているという。
関連記事
- Googleアプリ群の混乱に終止符を打った片づけ魔法使いの旅立ち
Googleのコミュニケーションツールの混沌を整理してきたハビエル・ソルテロさんが7月に退社します。DuoとMeetの統合、ハングアウトの完全終了の目処がたったタイミングです。 - Google、一般向け「ハングアウト」も11月に完全終了へ
Googleが2013年に提供を開始したチャットサービス「Hangout(ハングアウト)」を11月に完全に終了すると発表した。段階的にハングアウトユーザーに「Google Chat」への移行を告知する。11月には自動的に移行される見込み。 - Google MeetとGoogle Duoがついに統合へ
Googleは、動画チャットアプリ「Google Duo」と「Google Meet」を統合する計画を発表した。まずDuoにすべてのMeet機能を追加し、年内にDuoの名称をMeetに解消する。最終的にオリジナルのMeetを終了する。 - 無償版「G Suite」継続へ 非営利目的に限り カスタムドメインの「Gmail」も
7月1日でのサービス終了が予告されていた米Googleの無償版「G Suite」だが、非営利目的に限り今後も利用できるようになった。同社の「Google Workspace」サポートページにて明らかになった。 - 「Google Currents」2023年に終了へ Spacesへの移行を推奨
Googleが企業向けコラボレーションサービス「Google Currents」を2023年に終了する。現在のユーザーには終了までに「Spaces」に移行するよう推奨している。これで2011年立ち上げの「Google+」は完全に終了することになる。 - Gmailアプリで「ビデオ会議」タブを非表示にするには
GmailのモバイルアプリでWeb会議「Google Meet」を使えるようになった。それに伴い、画面下に「メール」と「ビデオ会議」タブが表示されるようになった。これが不要な場合は非表示にできる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.