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文章を書くことと「ポメラ」という道具の奇妙な関係 その誕生から14年で「文房具」に到達するまで(6/6 ページ)
初代DM10からずっとポメラを使い続けてきた納富廉邦さんが、最新モデル「DM250」に至るまでのコンセプトの変遷を振り返ります。
ポメラはDM250は文房具になった
そして、「DM200」から「DM250」までの6年という時間が、全く同じコンセプトで作られているマシンを、ワープロから普通の筆記具に変えた。そのテキストを取り巻く環境や事情の変化が、ポメラという、そのブレないコンセプトのまま迷走する不思議な存在のおかげで、ハッキリと浮かび上がるのが、文章書きとしてとても面白い。
こういう、変で長い評論を書くのに、やっぱりスマホだと厳しいし、タブレットやPCだと大げさになってしまうところに、「DM250」があるのは、幸せなことだと思う。そして、既に筆記具になってしまったポメラは、もはやガジェットから遠く離れて、むしろ存在としては「デジタル文具」を飛び越えて「文房具」になってしまったのだ。
だから、ホワイトモデルがあっという間に完売する。
本体も真っ黒だった「DM200」に対して、「DM250」はグレーになっていることが、とても重要だと思うのだけど、それが分かっているなら、アースカラーのモデルとかも出してほしいなあと思う。そういうところにポメラは到達した。
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