スマホを触るだけで眠れる!? 「なでるだけ」の睡眠アプリ公開
「スマホを触っている時間はリラックスしているはず。なぜ眠るときに手放すのか?」――そんな逆転の発想で生まれた、睡眠サポートアプリ「睡眠観測」が正式公開。
「スマホを触っている時間はリラックスしているはず。なぜ眠るときに手放すのか?」――そんな逆転の発想で生まれた、睡眠サポートアプリ「さわって眠れる睡眠アプリ - 睡眠観測」が8月3日、正式公開された。目を閉じたまま、指で画面をなでるシンプルなゲームで眠りを誘う。
機能を制限した無料版と、多数のコンテンツを収録した有料版があり、それぞれ、App StoreとGoogle Playでダウンロードできる(有料版はiOSが610円、Androidが600円)。
布団に入ってアプリを開き、目を閉じて画面に指を置いて遊ぶゲーム。穏やかなBGMを背景に、星空で流れ星を探したり、小川でカエルを探したり、海でイルカを探したりする。観測対象が出現した音が聞こえたら指で画面をなでると音が鳴り、観測数が増える。
無料版は星空で流れ星を探す機能のみ。有料版は、音楽、効果音、世界観の組み合わせ(合計900万通り以上)が選べ、カスタマイズも可能だ。「牧場で象を探すことでアフリカの王になった気分を味わう」「突然の雨が降ったときに現れるレアなパンダを探す」といったシチュエーションも設定できる。
仙台市のベンチャー企業・ギジンが開発した。体験版を2021年にリリースし、「眠れるようになった」という声が多く集まったという。使い勝手を向上させてコンテンツを拡充し、正式版のアプリを公開した。
寝付きの悪さに悩んでいた小泉彌和社長は、「今までは、寝るときにはスマホを手放すことを当たり前に思ってたが、本来、スマホをさわっている時間は、誰に気を使うこともなく、リラックスしているはず。癒やしの時間を与えてくれるのがスマホなのに、なぜ眠るときに手放すのか?」との着想から、「もしかして目を閉じてスマホをさわる使いみちが開発されていないからでは?」と考え、アプリを発想したという。
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