「カーズ」ヒロイン「サリー・カレラ」モデルのポルシェ、360万ドル（約5億円）で落札

Pixarの人気映画「カーズ」に登場する「サリー・カレラ」の20周年を記念して、PorscheとPixarが特別モデルを製造し、オークションにかけた。世界で1台の「サリースペシャル」は360万ドルで落札。収益は全額寄付される。

[ITmedia]

　米Pixar Animation Studiosの人気映画「カーズ」に登場する「サリー・カレラ」のデビュー20周年を記念して、Pixarと独Porscheが共同で完成させた特別モデル「2022 Porsche 911 Sally Special」（以下、「サリースペシャル」）が、Sotherby's（サザビーズ）の8月20日のオークションで360万ドル（約5億円）で落札された。収益はすべて、国連難民高等弁務官事務所（UNHCR）とGirls Inc.に寄付される。

落札された「2022 Porsche 911 Sally Special」

　カーズのサリー・カレラは、Porscheの「ポルシェ911カレラ」（2002年モデル）をベースにしてデザインされた。2022 Porsche 911 Sally Specialは逆に、サリー・カレラにインスパイアされた1台のみのモデル。

右はPixarのチームが作った“等身大の”サリー・カレラ

　サリースペシャルは、911カレラをベースにしているが、色は特別な「サリーブルーメタリック」で、ダッシュボードのグローブボックスなど、随所にサリーにちなんだデザインが施されている。

　オークション会場にはサリー・カレラの声優、ボニー・ハント氏も登場した。最終的に落札したのは電話による参加者だった。