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苦手な言葉、全て「ぴよぴよ」 メンタルの弱い社長が開発した「ひよこフィルター」無料公開
アプリ開発ベンチャーのbondaviは25日、Webブラウザに表示される苦手な言葉を「ぴよぴよ+ひよこの絵文字」に変換する「ひよこフィルター」を無償公開した。
アプリ開発ベンチャーのbondavi(神奈川県横浜市)は8月25日、Webブラウザに表示される苦手な言葉を「ぴよぴよ+ひよこの絵文字」に変換する「ひよこフィルター」を公開した。ネット上の誹謗中傷から利用者を守るために無償公開するとしている。
Google Chromeなどのブラウザで動作する拡張機能。ブラウザ右上の「ひよこマーク」をクリックして苦手なワードを登録すると、Webページを開いた際に全て「ぴよぴよ+ひよこの絵文字」と表示する。心の準備をしてからひよこをクリックすると変換前の言葉が表示される。
開発のきっかけは「厳しいユーザーの声も無視できない。しかし傷つきたくない」という戸田大介社長個人の悩みだった。公開する予定はなかったが、試作品についてSNSで言及したところ多くの反響があり、一般公開を決めた。
「考えてみれば相手の表情も見えない状況で多くの言葉に触れ続けているネット社会に生きる現代人が、言葉について悩んでいるのは当然のこと。悩んでいる人のためになればと完全無料で公開する」としている。
bondaviは広告代理店出身の戸田社長が創業したアプリ開発ベンチャー。これまでに作業への集中を助けるアプリ「集中」や三日坊主を克服するアプリ「継続する技術」などを公開し、累計400万ダウンロードを超えている。
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