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Meta、インドでWhatsAppによるE2Eショッピングサービス開始 Jioとの提携で
Metaはインドで人気のWhatsAppで買い物ができるサービスを開始する。IT大手Jio Platform傘下のeコマース企業JioMartとの提携による。ユーザーはWhatsApp上で食料品の購入を完了できる。
米Metaは8月29日(現地時間)、インドのIT大手Jio Platform傘下のeコマース企業JioMartとの提携により、「世界初のエンドツーエンド(E2E)のショッピング体験」を提供すると発表した。
インドのWhatsAppユーザーは、WhatsApp上でJioMartの食料品カタログから商品を選んでカートに追加し、WhatsApp Payを使って決済できるようになる。
Metaは現在、アプリのMAUを個別には発表しなくなっているが、米Statistaによると、1月段階のMAUは20億人、インドのMAUは4億8700万人という。
マーク・ザッカーバーグCEOは自身のFacebook投稿で「JioMartとの提携を開始できることに興奮している。(中略)こうしたチャットベースの体験は、今後数年間、人々と企業が交流するための主要な方法になるだろう」と語った。
Metaは2020年4月にJio Platformsに57億ドル出資し、同社の重要な株主になった。その発表段階で、JioMartとWhatsAppを組み合わせたショッピング体験の提供について予告している。
WhatsAppは2016年に無料化して以来、広告も表示しておらず、収益化方法を模索している。
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