WhatsApp、完全無料化へ──広告以外のマネタイズ方法のテストを開始
米Facebook傘下のWhatsAppのジャン・コウムCEOは1月18日(現地時間)、独ミュンヘンで開催のIT系カンファレンス「DLD 2016」において、メッセージングアプリ「WhatsApp Messenger」を完全無料化すると発表した。向こう数週間中に実施するという。
WhatsApp Messengerは、iOS、Android、Windows Phone、BlackBerry、Webアプリで利用できる無料のメッセージングアプリ。最初の1年間は無料で、2年目からは年額0.99ドル掛かるが、広告は一切表示されないのが特徴だ。
コウム氏は、2年目からの1ドル以下の課金はそれほど負担にはならないはずだが、クレジットカードやデビットカードを持っていないユーザーにとっては問題だとし、「そういう人々に、将来的に世界とのつながりが切断されるのだと考えてほしくなかった」と語った。
Facebookの昨年11月の発表によると、WhatsAppのMAU(月間アクティブユーザー数)は9億人だった。WhatsAppの18日付の公式ブログでは「10億人近く」になっている。
課金に代わる収益源については、広告以外の新しい方法をテストしていくという。コウム氏はWhatsAppがFacebookに買収された際、「今後もコミュニケーションが広告に邪魔されることはない」と確約しており、この約束は守られるようだ。
新しい方法とは、「ユーザーがWhatsAppを使って企業や組織とコミュニケートするツール」という。例えば、口座を持っている銀行や搭乗予定の飛行機の航空会社への問い合わせをチャットで行えるようにする。既にBank of Americaと協力しているとコウム氏は語った。
恐らく、Facebookのもう1つのメッセージングアプリ「Facebookメッセンジャー」でプレビュー版を提供している「Businesses on Messenger」と同様のツールとみられる。
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