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まんが原稿そのままアニメに DNPが「ライトアニメ」事業化
大日本印刷は7日、漫画原稿をアニメに加工して制作期間やコストを大幅に抑える「ライトアニメ」事業に乗り出すと発表した。これまでアニメ化が難しかった作品も供給できるとしている。
大日本印刷は9月7日、漫画原稿をアニメーションに加工することで制作にかかる時間やコストを大幅に抑える「ライトアニメ」事業に乗り出すと発表した。2025年度までに30億円の売上を目指す。
出版印刷事業で培ったコンテンツ加工技術を応用し、漫画原稿を生かす独自のアニメ制作フローを開発した。セリフの吹き出しなどを削除した漫画原稿を着色、分割し、必要に応じてアクションを加えるという。
「制作時間は従来平均の約12分の1、費用は約10分の1での提供を目指す。従来の制作手法ではアニメ化が難しかった多くの作品、原画のタッチを生かしたい作品などを比較的容易に市場に供給できる」としている。
DNPは専用の制作スタジオ「DNP Light Anime Production」を開設する。制作したアニメ作品は同社が事務局となって動画配信プラットフォームなどに放送権を販売する考えだ。
またグループ企業が運営する電子書籍販売サイト「honto」などの配信サービスを通じて作品を流通させる。第1弾として柊のぞむさんの漫画「どっちもどっち」(海王社刊)を約10分間のアニメーション付き電子書籍としてhontoで8月から販売している。
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