「Type-C」が今回もトレンド入り 新型iPhone発表を受け “脱Lightning”のX-DAYはいつ?
米Appleが新製品「iPhone 14」などを発表したことを受け、Twitterでは午前8時30分時点で「iPhone14」が日本のトレンド1位に入った。一方、他の新製品を際し置いて「Type-C」もトレンド上位に入っている。
米Appleが9月7日(現地時間)、新製品「iPhone 14」などを発表した。「iPhone 8 Plus」以来の「Plus」の復活や第2世代「AirPods Pro」、スマートウォッチ「Apple Watch Ultra」などを発表。Twitterでは午前8時30分時点で「iPhone14」が日本のトレンド1位に入った。一方、他の新製品を際し置いて「Type-C」もトレンド上位に入っている。
午前10時時点で「Type-C」はトレンド4位にランクイン。iPhone 14シリーズでも、これまで同様コネクターにLightningを採用したことを受け、「Type-Cになってほしかった」や「これでTypeCなら買いなんだが…iPhone14 Pro」や「Type-C がトレンドにあがってて、またLightning端子か、とニュースを見なくても分かる」など落胆の声が多く見られた。
ライターの山口真弘(@kizuki_jpn)さんはAppleの発表会が始まる前に「Type-Cが搭載されず、相変わらずLightningだったことで約半日後に『USB Type-C』がトレンド入りする」と予想するツイートを投稿。その後「予想外れてくれ! むしろ! 逆に!」と続けていたが見事的中となってしまい、反響を呼んでいる。
欧州ではType-Cが義務化 “脱Lightning”のX-DAYは近い?
一方、欧州連合(EU)では6月、EU圏内の全てのスマートフォンやタブレット、カメラの充電ポートにUSB Type-Cを設置することを義務付ける無線機器指令を2024年秋までに施行すると発表。そのため、EU圏内でこれらの製品を販売するメーカーは、いずれUSB Type-Cポートを装備する必要がある。
同法案の発表の際、欧州委員会のティエリー・ブルトン委員は「規則は全ての人が対象であり、特定の人を対象とするものではない。われわれは企業ではなく消費者のために働いている」と説明。電子廃棄物を削減することで、消費者の生活を助けることが目的という。
この法案を推進してきたというアレックス・アギウス・サリバ議員は「Appleは2年後、自社製品をEU圏内で販売したいなら、この規則を順守し、デバイスをUSB-C対応にしなければならない」と名指しで勧告している。
Apple製品の中でも、iPadなどの製品ではすでにType-Cに対応済みで、iPhoneだけ対応していない。Ligthning端子は、2012年に発表したiPhone 5から採用されており、22年でちょうど10年目を迎える。欧州でのType-C義務化の影響を受け、Appleが“脱Lightning”に舵を切るX-DAYはいつになるのか。Appleの今後の動向に注目が集まる。
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