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mixi、eLTAXが障害から復旧 一部は今もアクセス不良 ロシア支持ハッカー集団「KILLNET」の関与は「調査中」
ロシアを支持するハッカー集団「KILLNET」が日本のWebサービスにサイバー攻撃を仕掛けているとみられる問題で、攻撃を受けたとされるサービスの一部が復旧した。
ロシアを支持するハッカー集団「KILLNET」が日本のWebサービスにサイバー攻撃を仕掛けていると主張している問題で、mixiなど攻撃を受けたとみられるサービスの一部が復旧した。JCBやデジタル庁が管理する「e-Gov」では、9月8日午前10時の時点でも接続障害が続いている。
mixiでは6日に接続障害が発生したが、7日午前11時ごろに「平常通りに戻った」と報告。地方税ポータルシステム「eLTAX」は6日午後4時30分ごろからWebサイトにアクセスできない状態が続いていたが「8日朝に復旧した」と発表した。
一方、「JCBブランドサイト」は8日午前10時の時点でも接続障害が続いている。e-Govは6日、7日とも電子申請サービスでログインや申請ができない状態が発生。デジタル庁の公式Twitterには8日になっても復旧の報告が上がっていない。
KILLNETはメッセージアプリ「Telegram」上で、e-Govやmixiなどにサイバー攻撃を仕掛けたと6日に投稿している。ミクシィやJCB、デジタル庁、eLTAXサポート窓口などは障害の原因について「調査中」とし、KILLNETの関与は不明と説明している。
障害の直接的な要因としてはミクシィが「大量のアクセスがありWebサイトにアクセスしづらい状態になった」と証言している。
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