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園児置き去り防止アプリにバス点呼機能、無料提供中 「利用してほしい」
静岡県で、通園バスに園児が置き去りにされ、死亡した事故を受け、園児置き去り防止アプリ運営元が、アプリの利用を改めて呼び掛けている。
静岡県の認定こども園で、通園バスに園児が置き去りにされ、死亡した事故を受け、園児置き去り防止アプリ「QRだれドコ」を運営するフルティフル(浜松市)が、保育園や幼稚園に対して、同アプリの利用を改めて呼び掛けている。
「QRだれドコ」は、園児の名札の裏などに入れておいたQRコードを保育者のスマホや園のタブレットなどで読み取ることで、園児の入退室を園の管理者や保護者が確認できるアプリ。
バス乗降時にQRコードを読み取れば自動で点呼でき、降ろし忘れの園児がいた場合は添乗者のスマホに注意メッセージが表示される。園児の登園状況も、保育者全員で共有できる。保護者は自分の子供の状況をスマホやPCで確認できる。
同社は静岡県での事故を受け、改めてアプリの利用を呼びかけることにしたという。システムは、保育園・幼稚園なら原則無料(園児199人まで)で利用できる。
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