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ローソン “アバター従業員”1000人採用へ 1人が複数店で“遠隔同時勤務”も
ローソンは、新型店舗「グリーンローソン」にアバター接客を導入。アバターワーカーを募集している。
ローソンは、アバター事業を手掛けるAVITA(代表:石黒浩氏)と協業し、11月末に都内にオープンする新型店舗「グリーンローソン」にアバターを設置し、オペレーターが遠隔操作して接客するサービスを導入する。
まず、グリーンローソンのアバターを操作するアルバイト・パート従業員10〜30人を募集・採用する。2025年度中に全国のローソン店舗に勤務する1000人の育成を目指す。
アバターワーカーは、新型店舗「グリーンローソン」に設置されたアバターを、勤務地からPCで遠隔操作し、身振り手振りを交えながら会話して接客・販売促進などを行う。
まずあいさつなどから始め、適性や熟練度に応じて顧客からの問い合わせ対応なども行う。一つのアバターの操作が十分できるようになった後には、同一店内の複数のアバターや、複数店舗に設置されたアバターを同時に担当してもらうことも想定している。
時給は1100〜2000円。勤務地は東京のローソン本社(品川区)や大阪の国際障碍者交流センター(堺市)など。将来は、在宅勤務を可能にすることも検討している。
アバターワーカー希望者の応募はWebから受け付け、書類審査や実技・面接試験で合格者を決める。約1週間の研修後、勤務を開始する。
グリーンローソンで検証を行った上で、2023年度中、東京・大阪のローソン10店舗で働くアバターワーカー50人を育成。2025年度中に1000人の育成を目指す。
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