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経産省内のファミマに商品陳列ロボ 1日約1000本の飲料陳列を自動化
経済産業省内のファミリーマートが商品陳列ロボットを導入する。バックヤード設置を想定したTelexistence製のロボットで、1日約1000本に及ぶ飲料陳列を自動化する。
経済産業省は11月2日、庁舎内のファミリーマートがTelexistence製の商品陳列ロボットを導入したと発表した。取り扱うのは飲料のみだが、陳列業務の自動化でスタッフ業務の効率化に繋がるとしている。
ロボットは、TelexistenceのAIシステム「Gordon」を搭載した「TX SCARA」。バックヤードに置ける水平多関節型のロボットで、通常時はGordonによる自動制御となり、陳列失敗時は遠隔操作モードに移行。人の制御に変わる。
Gordonは店舗の過去の販売実績データを学習し、時間帯や季節によって変化する商品の売れ筋に合わせて陳列タイミングを最適化。1日約1000本に及ぶ飲料陳列を24時間実行し続ける。
同省では、人手不足が顕著な分野などでロボットを導入しやすくする「ロボットフレンドリーな環境」(ロボフレ)の整備を進めている。2019年秋にロボットを社会実装するためのタスクフォースを設置し、小売分野では店舗内の商品陳列、在庫管理、決済自動化の実現を目指す。ファミリマートは2019年からタスクフォースに参画している。
今回の導入は「小売分野の先行的取り組み」としており、成果をタスクフォースに共有。飲料以外の商品陳列にも応用できるよう対応をすすめるとしている。
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