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Intel、「Unison」アプリでWindows PCとiPhoneの連携を可能に
Intelは、Windows PCとiPhoneおよびAndroidスマホを連携できるアプリ「Unison」を発表した。利用できるのはEvo搭載の一部のノートPCだ。音声通話、メッセージ送受信、ファイル転送などが可能になる。
米Intelは9月27日(現地時間)、開発者向け年次イベント「Intel Innovation 2022」で、同社のプロセッサ搭載Windows PCをAndroidだけでなくiOS端末ともシームレスに接続するアプリ「Unison」を発表した。
米Microsoftの「Phone Link」(日本では「Windowsにリンク」)と似た機能だが、「Windowsにリンク」はAndroidとWindows PCの連携にのみ対応するのに対し、UnisonはiPhoneとの連携も可能にする。
立ち上げ段階で利用可能なのは、「Evo」搭載のAcerやLenovoの一部のノートPCのみ(対応PC一覧)。
PC用アプリはMicrosoftストアから、AndroidアプリはGoogle Playストアから、iOSアプリはApp Storeからダウンロードできる(本稿執筆現在、いずれのアプリもまだ公開されていない)。対応OSは、PCはWindows 11 22H2以降、Androidはバージョン9以降、iOSはバージョン15以降だ。
インターネットに接続できる環境でPCとスマートフォンを近くに置けば簡単にペアリングできるという。Unisonで可能なのは、以下の4つの機能だ。
- ファイル転送:スマートフォンで撮影した写真や動画をPCに転送
- 通話:PCで音声通話を発信/着信する
- テキストメッセージ送受信:PCのキーボードでメッセージを入力
- スマートフォンへの通知をPCで表示
いずれもMacとiPhoneで既に可能だが、iPhoneを使うWindowsユーザーにとっては朗報だ。
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