SEC、セレブのキム・カーダシアンに126万ドルの罰金 暗号資産ステマ加担で
米証券取引員会(SEC)がセレブのキム・カーダシアン氏に126万ドルの罰金を科した。報酬を受け取ったことを明示せずにInstagramで暗号資産の宣伝を投稿したため。カーダシアン氏は罰金を支払い、報酬も返還した。
米証券取引委員会(SEC)は10月3日(現地時間)、セレブとして知られるキム・カーダシアン氏を提訴し、126万ドルの罰金を科したと発表した。同氏が報酬を受け取ったことを明らかにせずに米暗号資産企業EthereumMaxを宣伝する投稿をInstagramで行ったことが違法だとしている。報酬は約25万ドルだった。
カーダシアン氏はSECの調査結果を認めも否定もせず、罰金の支払い、不正利得の返還、調査への協力に同意した。また、暗号資産を向こう3年間は宣伝しないことに同意した。
カーダシアン氏はInstagramで3.3億人以上のフォロワーを持つセレブ。セレブの日常生活を紹介するリアリティ番組で人気を集めた。同氏はInstagramで自分が使っている化粧品などを宣伝している。
問題となったInstagram投稿は、2021年6月のもの(既に削除済み)で、「皆さんは暗号資産に興味ある? これは金融関連のアドバイスではなく、私のお友達がEthereumMaxについて教えてくれたことをシェアします! 数分前、EthereumMaxは400兆トークンをバーンし、ウォレットの50%をコミュニティ全体に還元しました」と書かれていた。
SECは発表文で「投資家には、投資の潜在的なリスクと機会を(セレブの宣伝などではなく)自身の財務目標に照らして検討するようお勧めする」とともに「カーダシアン氏の提訴は、セレブなどに対し、証券への投資を促進するために、いつ、どのくらい支払われるかを開示することが義務付けられていることを思い出させるものでもある」としている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
消費者庁が「ステマ検討会」開催へ 規制の必要性を検討
消費者庁が「第1回 ステルスマーケティングに関する検討会」を開催する。一般消費者の合理的な選択を阻害するとして、規制の必要性と内容を検討する。
TikTok、ステマ疑惑について正式謝罪 「宣伝のつもりではなかった」
TikTokを運営するTikTok Japanが、ステルスマーケティング疑惑について「多くの皆さまに不信を招いた」として正式に謝罪した。「サービスを宣伝するものではなく、広告表記は不要との認識だった」としている。
Instagramのモッセリ氏、「TikTokになろうとしないで」に「動画が増えるのは必然」と反応
「TikTokになろうとしないで」と批判されているInstagramのトップ、アダム・モッセリ氏がInstagramとTwitterに変化について説明する動画を投稿した。写真は今後もサポートするが、ユーザーが動画にシフトしており、Instagramが変わらなくてもこの流れは続くと語った。
AppleやマスクCEOなど多数のセレブTwitterアカウントが乗っ取られ、暗号通貨詐欺に悪用される
Apple、イーロン・マスク氏、バラク・オバマ氏、一連の暗号通貨企業などのTwitterアカウントが乗っ取られ、暗号通貨詐欺に悪用された。Twitterが調査中だ。

