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Web3起業家はなぜシンガポールに向かうのか?(3/3 ページ)
このところ、ブロックチェーン関連の起業家、今風の言葉でいえばWeb3起業家の日本脱出がしばしば言われる。その向かい先はどこかといえば、シンガポールだ。彼らはなぜ日本を脱出してシンガポールに向かうのか?
国をまたぐのは中国人には当たり前
ーー日本でWeb3起業を志す人へのメッセージをお願いします。
佐藤 国をまたいで会社の器をどう動かすか? といった知識は、クリプト絡みの事業を行うなら必要になってきています。日本人は、これまでこういうことをやってきませんでした。でも中国人は普通にやってきたんです。
今、日本人が日本でWeb3起業をするための規制をどうするか? という議論になってしまっていますが、それはおかしいと思っています。一回海外での起業を経験すれば、それが分かるようになるでしょう。
ドバイやシンガポールで盛り上がっているWeb3の業界は、ここ数年で起きた久々のパラダイム転換です。昔のWeb業界のような雰囲気です。今のWeb業界はカチカチになってしまって、イノベーションを起こすというよりもエリートがキチッとした起業をする世界になってしまいました。クリプトにはまだまだ異才がたくさんいて、海外に飛び出しています。
こんな中、外に飛び出すのはチャンスしかありません。外には同世代でチャレンジしている人がたくさんいます。そのコミュニティに入っていけることが大きい。国を行き来するのは大変じゃなくなりましたし、Zoomなどでコミュニケーションも簡単になりました。でも、リアルに切磋琢磨するライバルは、リアルでの接点の場が重要なのです。
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