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EUで“Lightning廃止法案”可決 賛成96.6%で USB Type-C搭載を義務化

欧州委員会が、EUで販売されるスマートフォンなどの電子機器の充電用端子として、USB Type-Cを採用するよう義務付ける法案を可決した。

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 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会が、EUで販売されるスマートフォンなどの電子機器の充電用端子として、USB Type-Cを採用するよう義務付ける法案を可決した。製品にLightning端子を搭載する米Appleは対応を迫られる。

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 有線充電式で100W以下で動作する電子機器が対象。2024年末までに、携帯電話やタブレット、カメラ、ヘッドフォン、携帯ゲーム機、キーボードなどにUSB Type-C端子の搭載が必要になる。26年春にはノートPCも対象になる。

 同法案は21年9月に欧州委員会に提出された。1つのベンダーに依存してしまう「ベンダーロックイン」への対策や、無駄な充電器の購入を防ぐのが目的。賛成602票、反対13票、棄権8票で可決になった。

 USB Type-C端子の搭載義務に加え、スマホなどの端末購入時に、充電器のセット購入をするかどうかも選択できるようにする。これにより、不要な充電器の購入を年間で2億5000万ユーロ(約360億円)削減できるとしている。

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