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鹿児島市電でタッチ決済乗車実験 Visa以外の6国際ブランドにも対応
交通系ICカードではなく、クレジットカードのタッチ決済を使った公共交通機関乗車が、また一歩進んだ。国内ではVisaのタッチ決済を使った実験が先行していたが、この度始まる鹿児島市電での実証実験では、Visaだけでなく各種国際カードブランドについても検証を行う。
交通系ICカードではなく、クレジットカードのタッチ決済を使った公共交通機関乗車が、また一歩進んだ。国内ではVisaのタッチ決済を使った実験が先行していたが、この度始まる鹿児島市電での実証実験では、Visaだけでなく6つの国際カードブランドについても検証を行う。
鹿児島市交通局、三井住友カード、鹿児島銀行、鹿児島カード、ニモカ、QUADRAC、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、ジェーシービー、小田原機器、井浦商会は10月6日、鹿児島市電において、タッチ決済による乗車の実証実験を行うと発表した。Visaのタッチ決済による実証実験は11月1日から、JCB、Mastercard、銀聯、アメリカン・エキスプレス、ダイナース、ディスカバーの6国際ブランドについては2023年4月以降、順次実施する。
鹿児島市電の約半数となる25両に、国際ブランドのタッチ決済読み取り端末を設置する。端末にタッチ決済対応のプラスチックカードやスマートフォンをかざすことで、事前購入やチャージの必要なく乗車できる。
期間は11月1日から23年9月30日まで。4月以降行う、Visa以外の国際ブランドでの実証実験については別途公表する。
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